小図書館猥雑目録

某大学漫研部員のエロ漫画話ブログ。

掘骨砕三『おにくやさん』

f:id:ktc5116:20130324002736j:plain ブログでの感想書き開始2冊目にして新刊でないどころか、このようなニッチな?本を取り上げることになろうとは……この手のものを提供してくれる物好き博学な漫研の先輩がおりまして。こういう出会いをもたらしてくれたのもサークル入ってよかったと思える点ですね。

 ということで、掘骨砕三先生の『おにくやさん』です。2001年発行!古いですね!古き良き?時代のエロ漫画とも言えるのかな。なんせ収録作の大半が普通の男女のまぐわいではないですからね。女の子にちんこ生えて女の子に突っ込んだり、ちんこ生えたり取れたり取れたやつが自立行動したり、改造し放題な人形?だったり、ケモノだらけの種付け三昧だったり、虫だったり。おっと珍しく人間同士、かと思いきや男同士だ!2組の夫婦入り乱れてのアブノーマルなやつまであるぜ。

 とまあ作者お得意とも言えるちょっぴり変わった世界での組んずほぐれつなわけですが。不思議と、「すごい状況になってるのになんだかほのぼのしている」という感じがします。前述の先輩は作者の「三人称モノローグ」が好きと言っていたのですが、今作でも(三人称ではなく一人称ではあるが)モノローグによって、こうそれまでの日常から逸脱した状況に置かれても、なんとなくそれを楽しむような、そんなキャラクターの気持ちが伝わってくるゆえの感慨かなあと。掘骨先生の単行本は他に5冊ほど(同人誌もいくらか)読みましたが、思い返せば共通するものがあるかもしれないです。

 私の好みとしては、変なところに穴開けちゃう改造が「実際やってみたら気持ちいかもしれんなあ」と想像(ただし末路は……)してしまった『しとふくべ』と、2組の兄妹・後の夫婦のアブノーマルに絡みつつ人間模様がなんだかゾクっときた『ぎんだま』『おとなりさん』の連作が良い感じです。ちなみに収録作には97年とか98年とかの物もあり。それは流石に第一に「絵が古いぞ!」という感想が漏れてしまったりもするのでした。

 

// 今度は古すぎてAmazonにない。うむう。