小図書館猥雑目録

某大学漫研部員のエロ漫画話ブログ。

モチ『鬼華憮散』

 幼き人外っ娘たちを容赦無く嬲り尽くす超ハードコア作品集。

 前作『死なずの姫君』で華々しくデビューを飾った著者の、忘れた頃にやってきた単行本第2弾、11本の短篇集。いやいや忘れてなどおりませんとも。キルタイムコミュニケーションからお目見えした今作は、レーベルの王道に則り?ヒロインさんたちはほぼ全て、角とかケモ耳とかの亜人アイテムを標準装備。愚息も超正常刺激のお世話になります。

 出版社は変われど、凄まじい画力と淫語でぶん殴りに来た処女作での破壊力は健在。仇だの風習だので手っ取り早く慰み者の役割を与えられた娘さんに、肉肥え然れど女には飢えた野郎共が群がる。抗えるはずもない男たちの巨体に少女は埋もれ、穴と突起を弄り回し一気に膜をブチ破り、欲望を全て叩きつける証左の台詞とともに白濁液をぶっ放す。やや昔の作品では少々見られるヒロイン視点モノローグすら直近の作ではなくなって、下衆どもの一方的な愛と肉欲で花散らされる、そんな突き抜けた嗜虐性は更に磨きがかかったよう。発育途中らしい細さと絶妙にぷにぷにした肉感とを兼ね備えた肢体も素晴らしい。肉の宴のあと、とろっとろのお顔ですっかり堕ちたひとりのメスの姿は、ディストピアにしてユートピア、マジでたまりませんね!

 各作の犠牲者さんをポンと提示したあとはさっくりとエロシーンに突入するため、物語的な旨味はフリー。しかしながらこまけえこたぁいいんだよ!と言わんばかりの迸る情欲、むしろ必要最低限のお膳立てでここまでエロに特化できる、舞台構築のある種の巧みさを絶賛したいところ。

 執筆時期にかなりの開きがあるようで、絵柄も作風も結構違うところも人によっては難点となるかも知れない。印象としては、勢い全開で押していく過去作と比すると、最近の作はアクセルを踏むべきところは床板まで踏み破りつつも、雰囲気としては端整になった線と共に、落ち着きが見られるようになったと思われる。しかしそれで良さが失われたかというと全くそんなことはなくて、静寂を得たことで、なんというか、永遠や神々しさすら感じられる程の「格」を纏ったような気すらしてくる。女児の曲線美(特にお腹!)がそれは美事な表紙絵の時点で、もうね!これほどまでのものを見せられると、人外描いてるうちにモチ先生自身も人間の埒外に行ってしまわれたのではないかと、ホントに思うのですよ。まだ人間だった頃からの進化の過程を楽しもう。

 お気に入りとしては(著者と見事に被ったが)、1ページ目のお祭りシーンから鬼と和服を嗜好する最近の私にジャストミート!しつつ、思い出を無残に奪われるその後にいきり立つ『月下の薄桜鬼』、無邪気ニホン狼っ娘のテトちゃんとのミルクまみれ交尾が恐ろしく抜けた『あにまるSPA!』あたり。やっぱりモチ先生すごいと思いました。